アイアンマンの命の恩人インセン博士特集!原作では弟子との共闘も?

アイアンマンを語るにあたって欠かせない存在と言えるのがインセン博士。
アイアンマン1でトニーと出会い、命を救い、アイアンマン「マーク1」を製作したのがインセン博士でした。
今回は、そんなアイアンマンの命の恩人とも言えるインセン博士特集ということで
- そもそもどういう人物なのか?
- 原作ではどんな活躍をしているのか?
映画の登場シーンを振り返りながら気になるポイントを深掘りしてみました。
トニーにヒーローたることを自覚させた重要人物!と言っても過言ではないので、トニーの原点を知る意味でも、インセン博士について深く知ってみてください。
では、さっそく2人の出会いのシーンから紹介していきますね!
~もくじ~
アイアンマンの命を救ったインセン博士
まず、
- インセン博士が何者なのか?
- なぜゲリラに捕らえられていたのか?
この辺りから説明していきます。
インセン博士の人物像
ホー・インセンは、アフガニスタンの有名な物理学者。
おまけに腕のいい外科医でもあります。
かつてはグルミラで、家族とともに暮らしていましたが、ゲリラ集団テン・リングスによって襲撃を受け、家族を殺され、
捕虜となり、技術者としてこき使われていました。
そんなインセン博士とトニーは、トニーがゲリラ集団に拉致されたことによって出会います。
インセン博士と出会い、救われたトニー
新兵器のお披露目のためアフガニスタンへ出張中だったトニー。
バグラム空軍基地にて、新兵器”ジェリコ”のお披露目を無事成功させ、ローディとともに意気揚々と帰路ついている途中、トラブルが発生。
テロリスト集団テン・リングスに襲われてしまい、重傷で動けなくなってしまいます。
この時、トニーの心臓付近に刺さったのは、なんとも悲しいことに自分が作ったスターク社のミサイル片でした。
そのまま、テンリングスに拉致されたトニーは、先に囚われの身となり、研究者として働かされていたインセン博士と出会います。
インセン博士は、ひどく落ち込むトニーを激励。
- 拉致された恐怖や自身の怪我
- スターク社の武器が悪用されたこと
心がポキンと折れてしまっていたトニーは、インセン博士の激励を受け、なんとか心を持ち直します。
そして、二人で監視の目を欺きながら、トニーの心臓を破片から守るため『アークリアクター』を作成。
闘志と研究への意欲を取り戻したトニーは、インセン博士と協力し脱出するために、アイアンマンの原型となる『マーク1』を完成させます。
しかし、ここでテンリングスにバレてしまい・・・急いで脱出が必要に・・・。
マーク1を起動させるためには時間が必要だったため、インセン博士が囮として時間稼ぎをするも、彼は銃撃を受けてしまいます。
そして、トニーに対し「命を無駄にするな」と言葉を残し、命を落とすことに・・・。
この言葉はトニーにヒーローとしての自覚を持たせるきっかけとなりました。
トニーはインセン博士の死があったからこそ、人々を守るためのヒーロー、アイアンマンを志すようになった。と言っても過言ではないと思います。
- 死にかけたトニーを救い、
- 心が折れたトニーを励まし、
- 悪に立ち向かう勇気を持たせた
冷静な判断力、温厚で優しい性格、悪に屈しない熱いハートを持った正義感に溢れたインセン!
まさに彼は、トニーの運命をヒーローへと導いた立役者と言えますね!
(今、思うとインセン博士がいてくれてほんとラッキーでした。)
そんな2人の関係ですが・・・実はもっと前に始まっていたことがアイアンマン3で発覚します。
アイアンマン3でインセン博士とアイアンマンの出会いがあきらかに
インセン博士はアイアンマン3の過去回想シーンで再登場。
アイアンマン1で、インセン博士が「以前どこかのパーティーでお会いしたね」と言いったのに対し、トニーは酔っ払っていて覚えていなかったと発言した伏線が回収されました。
1999年のベルンで行われた技術会議でトニーとインセン博士が顔をあわせただけだったので
- トニーは本当に酔っ払っていたのか?
- それとも当時はインセン博士に興味が無かっただけなのか?
今となっては謎ではありますが、個人的には、当時のトニーの自己中心的で高慢な性格からして、後者である可能性は大いにあると考えています。
いずれにしても、インセン博士の漢気に魅力を感じていた方は、再登場に興奮しましたよね!笑
映画では登場シーンこそ少ないものの、アイアンマンという作品の中でキーパーソンとなったインセン博士。
原作でも重要な人物として登場します!
インセン博士はアイアンマン原作でも重要な人物
原作でのインセン博士について、具体的な登場シーンとともに見ていきましょう。
原作のアイアンマンではどんな立ち位置
アイアンマンが初登場した原作コミックでも、トニーとともにアーマーを作り出したのは、やはりインセン博士でした。
そして映画と同じく、ゲリラとの戦闘により死亡。
原作でも基本的にアーマーを作った時と、過去の回想場面に登場しています。
別のシリーズではアイアンマンと共闘するシーンも。
アイアンスーツを来て、トニーとインセンが共闘!?
マーベル・コミックのシリーズ「マーベル・アベンジャーズ」では2人は共闘。
この作品では、マーク1による脱出時に、もう一つアーマーを製作!
2人ともスーツを来て戦う姿が描かれています。
最終的には、映画や他の原作同様インセン博士は死亡してしまうのですが・・・
ちなみに「マーベル・アベンジャーズ」とは
- こちらは幼年向けコミックで、
- わかりやすいストーリーや
- より映える構成に改変されたもの
さらに原作では、インセン博士の弟子が登場します。
アイアンマンとインセン博士の弟子が共闘
2000年に公開されたストーリー「The Sons of YinSen」では、インセン博士の「脳」と、その弟子が登場。
アイアンマンと共闘します!
インセン博士の弟子は12人いて、東洋の科学者集団として世界を放浪していました。
彼らはカルト教団のようなもので、「移動手段」兼「生活スペース」は、なんと空飛ぶ円盤 笑
彼らはインセン博士の脳(実は脳だけ無事に生還していたらしい)を拝み、祭り上げ、いつか博士を生き返らせようと奮闘しています。
(脳は記憶の一部を保存していただけで、インセン博士の復活は原作でもありませんでした。)
原作で博士を殺した張本人、ゲリラのリーダー「ウォン・チュー」の再登場により、どうしても放っておけないアイアンマンと弟子たちがともに戦う事になります。
カルト教団で科学に卓越してるこの弟子たち、怒らせるととっても怖そうですよね!
最終的にオカルティックな扱いになったことは、なんとも残念というか、どうにも締まらないという感じもしますが・・・
インセン博士が原作のコミックでも重要な役割だったことは間違いありません。
オカルトな展開も一つの魅力ってことなのでしょうね。
まとめ
今回は
- アイアンマンとインセン博士の出会い〜別れ
- インセン博士に救われたトニーの想いや、その後のヒーロー活動への影響
- 原作でのインセン博士の立ち位置や弟子たちについて
をご紹介してきました!
トニー・スタークの友人としても、アイアンマンの共同開発者としても、なくてはならない存在であったことがうかがえるインセン博士。
トニーがアイアンマンとして敵に立ち向かい、シリーズを通して仲間のことを考えられたのは、きっと彼の「命をムダにするな」というメッセージがあったからでしょう。