私がインフィニティウォーで戦犯と言われるスターロードを守りたい3つの理由

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2018年に公開され、その結末から世界中に衝撃をもたらした「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」。

私も公開初日に観にいき、だいぶハラハラさせられました。

そして、ふとネットで見た人の感想を検索していたら、こんなカキコミが沢山沢山あったのですが・・・

「スターロードが邪魔をしなければサノスの指パッチンを防げたのでは?」

「戦犯はスターロードやろ!!」

と!!

今回はそんな声に対して「いやいや、それは言い過ぎ!(気持ちはわかるけれど)」とスターロードを擁護したい私の視点から、

  • なぜスターロードが戦犯と言われるのか?
  • そもそもスターロードだけが戦犯なのか?
  • スターロードは大変な状況だった!

について語ってみたいと思います。

賛否両論ある内容かと思いますが、私個人の意見として(エンタメとして)見ていただければ幸いです。

まずは、戦犯と言われる理由から見ていきましょう!

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インフィニティウォーでスターロードが戦犯と言われる理由

 

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インフィニティーウォーにおけるサノスとの戦いにおいて、スターロードが”戦犯”と言われる理由・・・

それは、あと一歩でサノスの野望を阻止できるというタイミングでスターロードが暴走してしまい、結果サノスを止めることができなかったからです。

場面はサノスの故郷・惑星タイタンにて。

サノスに対峙したアイアンマン・ストレンジ・スパイダーマン・マンティスそしてスターロード。

彼らは、サノスの腕からストーンのついたガントレットを外すことで、サノスの野望(全宇宙の生命体の半分を消す)を阻止しようとします。

なんとかサノスを抑え込みガントレットを外す寸前まで追い込んだヒーロー達でしたが、そのタイミングでガモーラがサノスによって殺されてしまっていたことが判明。

ガモーラのことを愛していたスターロードは、この事実を知って怒りを抑えきれず、勢いにまかせてサノスへ襲いかかってしまいました。

その結果サノスに対する拘束が乱れてサノスは動き出し、タイムストーンを手に入れて地球へと向かってしまうことに・・・。

たしかに、この場面だけ見るとスターロードへ批判がむいてしまうのも理解できる気もするのですが。

でも私はあえてこう言いたいんです!

「スターロードは悪くない!!」と!

私がスターロードを擁護する3つの理由

私がこんなにもスターロードを擁護したくなるのには、いくつかの理由があります。

ひとことで表現するなら「ヒーローだって心があるんだもん」です!

このことについて、もっと詳しく語っていきます!!

そもそもスターロードだけが戦犯なのか?

 

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まず最初に悪いのはスターロードだけか?ということを私は言いたい!

いきなり責任転嫁か?と思われそうですが 笑

真面目に考えています。

サノスは強大な敵。そのサノスを倒せなかった責任がスターロードだけにあったと本当に言えるでしょうか?

遡れば「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」では、ソコヴィア協定を巡り協定賛成派のアイアンマン陣営と反対派のキャプテン・アメリカ陣営が対立。

その対立は「インフィニティー・ウォー」においてサノスが襲来しても埋まらず・・・

「はじめからキャップとアイアンマンが協力して戦っていたら」と考えてしまいます。

また、スターロードと同様に自分の感情を優先してしまい、サノスを倒しそびれたヒーローもいましたよね。

「インフィニティー・ウォー」終盤でサノスが指パッチンを成功させる直前。

ソーがサノスの一瞬の隙をついて襲いかかりストームブレイカーでサノスの胸を貫きますが・・・サノスはこう言います。

「甘いな。狙うなら頭にすべきだった」と。

ソーは「お前を殺してやる」とサノスに宣言したいという気持ちを優先してしまったんだと思うのですが(気持ちはすごくわかります!!)。

マーベルヒーローの「ビッグ3」と言われるキャプテン・アメリカとアイアンマンとソー。

力や能力といった物理的な強さは申し分ない彼らも、精神的な弱さから間違った選択をしてしまうことがあるんです。

ましてや、スターロードには精神的に不安定になってしまう出来事が立て続けに起こっていました。

愛する人を失ったスターロードの気持ち

 

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そもそもスターロードは、目の前でサノスにガモーラを連れ去られています。

しかも、ガモーラと交わした「サノスに捕まりそうになったら私(=ガモーラ)を殺して」という約束を守るために引き金すら引いていました。

(それは失敗に終わりましたが・・・)

つまりスターロードにしてみれば、

①一度は自分の手で愛するガモーラを殺そうとした

②目の前でサノスにガモーラを連れ去られた

↑この二つの精神的ダメージを負っている上でのサノスとの戦いだったのです。

この上で既にガモーラが殺されてしまったと知ったのですから、仇を前に自制心を失ったとしても十分同情の余地はありますよね。

逆にガモーラを殺されたことを知ってなお冷静に対応していたら、そんなのは私の好きなスターロードではない!と言いたくなります。

さらにさらに

スターロードはメンタル的にもきつい時だった

 

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ガモーラの死以外にも、スターロードのメンタルを揺るがしていた事実があります。

それは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」において明らかになった、彼自身の両親についての事件です。

この「リミックス」の中で、スターロードは実の父親「エゴ」と再会し、途中までは友好的な関係を築くも・・・中盤で衝撃の事実が判明・・・。

  • エゴが「宇宙そのもの」になるという野望を持っていたこと
  • エゴはその野望のためにたくさんの自分の子供を殺し、スターロードの母親でさえも殺していたこと

など知りたくはなかった父親の裏の顔を知ることに。

このことを知ったスターロードは、エゴの野望を阻止するためにも、自らの手でエゴを倒しました。

父親を自分で殺したこと、大好きな母親の死が父親によるものだと知らされること・・・どちらか片方だけでもトラウマレベルの出来事ですよね。

さらにスターロードの育ての親・ヨンドゥまでも、自らの命と引き換えに失っています。

まさに踏んだり蹴ったり、スターロードの気持ちを考えただけでも辛くなりますよね。

こんな辛すぎる出来事が起こった直後に全宇宙の生命を守るために立ち上がってくれるなんて、それだけでも凄すぎませんか!?

スターロードは仲間思いの人間臭いめちゃくちゃ良い奴なんや!

このように、

  • 周りのヒーロー達が一枚岩ではなかった
  • 愛する人を連れ去り殺した仇が目の前にいた
  • 直前に生みの父親を自分の手で倒し、母親が父親によって殺されていたことを知らされ、育ての親にも死なれていた

こんなにも多くの困難に見舞われる中でも、ガモーラや仲間達のためにそして宇宙のために立ちあがったスターロードを、誰が責められるでしょうか?

ガモーラの死に激昂するスターロードだからこそ、その強い思いやりで今までそしてこれからも宇宙のために戦ってくれるはずです!

共感できる人間くさいヒーローが登場する点が、マーベル映画の魅力の一つだと思います。

今回は私の個人的な意見をつらつらんと述べてきましたが、キャラクターの心情にフォーカスしてマーベル映画を見直してみるのも楽しめると思いますので、ぜひ振り返って映画を見てみてください。

今回はお付き合いいただきありがとうございました。

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