ブラックウィドウとバナー/ハルクがいい感じなんだけど、どういうこと? で、結局2人の仲ってどうなったの?
MCUフェイズ4の第1作目として『ブラックウィドウ』の公開が決まった今。
公開に先駆けて、今までの作品を振り返りながら、うやむやになっている2人の関係をはっきりさせようと思います。
ほぼ全ての伏線が『アベンジャーズ/エンドゲーム』で回収された中、なぜ、2人の仲について未回収のままなのか
脚本家や監督の言い分もあわせて紹介します!
ちなみに、映画『ブラックウィドウ』は『シビルウォー/キャプテンアメリカ』後の時系列ということで、バナー/ハルクと離れることになったあとの物語。
ブラックウィドウ/ナターシャの心境の変化が描かれるかもしれないので・・・ぜひ、復習してみてください。
~もくじ~
本編に入る前に、ブラックウィドウ映画公開に向けて特集記事を用意しました。
ブラックウィドウの映画公開が2021年4月29日(木祝)に決定!ということで特集記事を用意しています。
ぜひ気になるものがあれば読んでみてください。
→映画でも大事になるかもしれないホークアイとの関係を深堀した記事
ここからは本編、ブラックウィドウとハルクの関係についてです。
ブラックウィドウとハルクの関係を映画とともに振り返る
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結局あの二人はどうなったのか‥。
- そもそも二人の出会いは?
- いつ恋仲になったのか
- これから二人には進展があるのか
などなど‥
映画のシーンと共におさらいしていきましょう!
では、まず二人の出会いからです。
最初の出会いはアベンジャーズ1
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アベンジャーズ1作目でブラックウィドウ/ナターシャとハルク/バナーは初めて出会います。
アベンジャーズ新メンバーとしてスカウトするために、バナーの隠れ家に向かったナターシャ。
バナーを街の郊外に誘い出し説得。
スカウトを受け入れたバナーは晴れてアベンジャーズの一員になりました。
同じアベンジャーズのメンバーとなった2人ですが、ここではあくまで仕事仲間。
特に恋仲として進展することはありませんでした。
恋仲どころか、ハルクになったバナーにめちゃくちゃ追いかけられていましたね!
間一髪ソーが助けに来てくれたから、助かったものの・・・制御不能の巨大な化け物に襲われるなんて、考えただけで、おそろしや。
アベンジャーズ1では、ハルクをどうすることもできなかったブラックウィドウ/ナターシャですが、
続くアベンジャーズ2/エイジオブウルトロンではハルクを唯一コントロールできる存在になります。
アベンジャーズ2エイジオブウルトロンで恋仲へ
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2人の関係性が変わってきたのは
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
物語の随所随所で二人が心を通わせていく様子がうつされました。
序盤のシーンでナターシャが子守唄を歌いながら手を撫でて、ハルクからバナーに戻したシーンは驚きましたね!
「え?そんな関係になっていたの!」って
アベンジャーズの活動に区切りがついたら、一緒に生活をしようと提案するシーンもあり、より親密になっている様子が見られました。
しかし‥
クライマックスになってまさかのハルクが自分の暴走を理由に、アベンジャーズから姿を消してしまうという事態が!
これによって二人の関係は停滞期に入ります。
再開したインフィニティウォーでは特に進展なし
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『アベンジャーズ/エイジオブウルトロン』で、自分が暴走してしまったことに責任を感じ、姿を消したハルクでしたが、この作品で2人は再会することになります。
しかし、せっかくの再会にも関わらず、2人は、お互い声を掛け合うくらいで、恋の進展を見せるシーンはありませんでした。
2人のラブストーリーを期待していたのに、ガッカリしたファンも多かったと思います(私も含めて)。
(前作はあんなにいい雰囲気だったのに)
なぜ、ハルクとブラックウィドウの恋は『アベンジャーズ/インフィニティウォー』では描かれなかったのでしょうか?
この映画での、ストーリー展開に事情がありそうです。
(詳しい事情に関しては、制作サイドの発言も含めて後ほど考察します。)
でも、ハルクとブラックウィドウの仲は、ラブストーリーのシーンが描かれなかっただけで、物語の裏側で進展していた可能性はあるのです!!
そう思わせるのが、続く『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、悲しみに暮れるハルクの姿でした。
エンドゲームで悲しみに暮れるハルク
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そして衝撃の『アベンジャーズ/エンドゲーム』
ナターシャが犠牲になった知らせを受けた時、一番に悲しんでいたのはハルクでした。
ブラックウィドウにとって、アベンジャーズはかけがえのない存在で、また、ハルクと同じ時を過ごすことができた最高の居場所。
ナターシャがソウルストーンを手に入れるためにとった行動が、あまりにも非情で切なすぎて、ファンとしては、涙腺崩壊のシーンでしたよね(涙)
そして、悲しみを胸に、自らも死の危険性があるガントレットを手にはめて行われたハルクの指パッチン。
塵になって消えた仲間たちを取り戻すためだけでなく、大切なブラックウィドウが命をかけて手に入れた、ストーンを無駄にしないためという思いも見え隠れして涙を誘いました。
こうして、ハルクとブラックウィドウは、永遠の別れを迎える形となってしまったのですが…。
なぜ、2人の恋仲が進展せず、半ば自然消滅のような形になってしまったのか?
制作サイドの発言も含めて考察してみました。
なぜ恋は進展しなかったのか?制作サイドの意図
なぜお互い想いあっているにも関わらず、恋は発展しなかったのか‥
制作サイド曰く
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』まで二人のラブストーリーを組み込んでいたが
- 悲しい結末(どちらかが死んでしまう)を想定していた
- ラブストーリーを組み込むと、次作のエンドゲームの内容がわかりにくくなる
などが理由で、泣く泣くストーリーをお蔵入りにしたんだとか。
確かにインフィニティ・ウォーのストーリー展開を考えてみると納得のいくことも多いです。
サノスとインフィニティ・ストーンをめぐって、アベンジャーズが命をかけた熾烈な戦いに挑むことになるストーリー。
あまりにも息をのむ展開の連続で、ハルクとブラックウィドウのラブストーリーを入れる時間的余裕がなかったのかもしれません。
また、恋物語という視点では、マインド・ストーンをめぐる、ワンダとヴィジョンの物語が、生死をかけたラブストーリーであったため
ハルクとブラックウィドウの恋愛模様をカットしたという理由もうなづけるなと。
(ラブストーリーは2つもいらない?)
バナー自体もハルクに変身できない状態で恋にうつつを抜かす余裕はなかったでしょうし。
とにかく、『アベンジャーズ/インフィニティウォー』では、アベンジャーズがサノスと対決するストーリーを描くことに、制作サイドが尽力した、ということですね!
エンドゲームを見た方は、ご存知の通り、2人とも物語で重要な役割を果たし、大活躍したので、制作サイドの判断は、的確だったなとは思うのですが・・・
いやー描いて欲しかった!2人の仲を、もっと詳しく!
『エイジオブウルトロン』で2人がいい感じになった時の衝撃の余韻が回収できていません笑
結果的に、エンドゲームでブラックウィドウが名誉の死を遂げてしまったため、2人の恋仲は強制終了といった形で終わることになってしまいましたが・・・
ハルクと離ればなれになっていた時の、ナターシャの心境の変化が、映画『ブラックウィドウ』で少しでも描かれることを願います。
(話がややこしくなる可能性大なので、無かった事にされそうですが・・・)
最後、苦言を言うような形になってしまいましたが、2人に濃い関係を持たせた制作サイドのおかげで、『ブラックウィドウ/ナターシャ』の魅力が増した事は間違いないので、感謝の気持ちでいっぱいです!
ハルクがブラックウィドウに与えたもの※個人的な意見
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残念ながら結ばれなかった二人。
ですが、暗い過去を持つブラックウィドウにとって、バナー/ハルクという存在はとっても大きかったのではないかと思います。
レッドルーム時代、自分自身も辛い思いをしてきたからこそ、ハルクの複雑な心境に寄り添うことが出来たのではないでしょうか。
また、自分の暗い過去について話せる人が一人もいない中、同じように身体の悩みを抱えているハルクにだけは
- 自分が暗殺者で嫌なことも沢山やってきた
- レッドルーム・アカデミーの終了の証として、不妊の体にされた
などの辛い過去を話することが出来ましたしね。
一瞬でも、ブラックウィドウが普通の女性に戻ることが出来たのもバナーのおかげ。
アベンジャーズという超人チームの中でのポジションという意味でも、
気持ちをコントロール出来ずに暴走してしまうハルクを唯一落ち着かせることが出来る重要人物
として、大きな役割を担うことができたことはブラック・ウィドウのキャラクターの魅力がましたようで良かったと思います。
バナー/ハルクがもたらしたブラックウィドウへの影響は大きいですね!
まとめ
以上、ブラックウィドウとハルクの恋仲についてでした。
エンドゲーム公開時にブラックウィドウを演じた、スカーレットがインタビューで
- 「製作陣はより良い作品作りのためにラブストーリーを入れないという選択をした」
- 「今回は適切な時間ではなかった」
と述べていた通り、エンドゲームまでには二人の恋仲の進展はありませんでした。
映画『ブラックウィドウ』でハルクと離れていた期間のナターシャの心情が描かれるのか。
それとも抹消されてしまうことになるのか。
映画の公開が、とても楽しみです!
個人的には、映画『ブラックウィドウ』で何かしらの関係でまた二人の関わりが見れれば嬉しいなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
単独映画にむけて特集記事もまとめたので、ぜひ読んでみてください。
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