【ドクターストレンジ特集】エンシャントワンの原作や映画での活躍まとめ

エンシェントワンといえば、ドクター・ストレンジを語る上で欠かせない人物。
ストレンジに魔術を伝授し、最終的にはタイムストーンを授けるなど、ストレンジに与えた影響は計り知れません。
でもエンシェントワンの残したものはそれだけではないんです!
今回は
- エンシェントワンの能力
- 映画「ドクター・ストレンジ」での活躍
といった基本的な情報から
- 映画とは異なる原作の設定
- アベンジャーズとの密接なかかわり
といった、すこーしマニアックな内容までまとめてみました!
「ドクター・ストレンジ2」の制作が決定した今、シリーズの重要人物といえるエンシェントワンのことをもっと知って、最新作に備えましょう!
(アストラル体として今後も登場するかもしれませんしね)
エンシェントワンをおさらいすることで「ドクターストレンジ2」の楽しみかたが大きく変わると私は予想しています。
まずエンシャントワンのキャラクター情報からおさらいしていきましょう!
~もくじ~
ドクターストレンジに登場したエンシャントワンとは
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エンシェントワンをひとことで説明するならば、「ドクター・ストレンジのお師匠さん」というのが一番わかりやすいでしょう。
しかし彼女はそのひとことで済ましてしまうには惜しいキャラクター!
そこで、エンシェントワンの能力や原作の設定など細かい情報を振り返ってその魅力を再発見してみましょう。
エンシャントワンの能力
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まずエンシェントワンの能力で重要とされるのが魔術の能力。
至高の魔術師・ソーサラースプリームとして、現実世界を別次元の脅威から守ってきました。
強大な力を持ち、ミラー・ディメンションや現実世界で空間を自由自在に操るほどの魔力。
ドクター・ストレンジの師匠として、彼がその魔術の才能を開花させる手助けをしました。
ただ、このようなプラスの面とは反対に、禁断の闇の魔術に手を染めるといった面もあります。
「次の至高の魔術師が現れるまでの間、現実世界をさまざまな脅威から守り続けるため」
という理由から仕方なく闇の魔術に手を出したエンシェントワンでしたが、
この行動がカエシリウスやモルドなど弟子達の裏切りや離反を招いてしまいました。
確かに、カエシリウスにしてみれば「俺たちには禁止しておいて自分は使って最強になっちゃうのかよ!?」と納得のいかない気持ちもわかります。
このように、
エンシェントワンといえば強力な魔術
魔術といえばエンシェントワン
と言えるほど魔術師のイメージが強いエンシェントワンですが、実は優れた格闘能力の持ち主。
カエシリウス率いる「ゼロッツ」との戦闘では、魔術だけでなく格闘でも圧倒するエンシェントワンの姿を見ることができました。
魔術だけでなく格闘能力をも身につけることで初めて、至高の魔術師として世界の守護者になれるってことなんですね。
暗黒次元の力で不老不死の身体に
次の至高の魔術師が現れて自分のあとを引き継ぐまで世界を守り抜くため、暗黒次元に干渉し闇の魔術を得てきたエンシェントワン。
闇の魔術による強大な力を得られたほか、不老不死の身体も手に入れました。
その不老不死の力によって、現代まで数百年間も生き延びてきたとされています。
「不老不死」という面だけを見れば、その力を妬む者が出てきても全然おかしくないですよね。
(実際カエシリウスも永遠の命を手に入れたいと言っていましたし)
目的のためならば手段は選ばないという彼女の性格がよく現れているエピソードです。
さて、先程からエンシェントワンのことを「彼女」と言っていますが、原作では全く違う設定で登場しています。
原作のエンシェントワンは男の設定
MCU作品においては、イギリスの有名女優ティルダ・スウィントンが印象的に演じたエンシェントワン。
実はマーベルの原作コミックにおけるエンシェントワンは男性の設定です。
また「数百年生き延びた」という設定の通り、かなりのおじいさん。
(ティルダ・スウィントンのエンシェントワンの年齢不詳具合もすごいですが)
さらにさらに、原作コミックのエンシェントワンは中国・チベット出身の魔法使いで、当然住んでいる場所も映画版のネパールではなくチベット。
作りたい映画に併せて性別も人種も変えてしまう大胆さが、「アメコミらしさ」の源流の一つかなと感じました。
役を演じた女優
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ちらっとご紹介しましたが、MCUにおいてエンシェントワンを演じたのは「ティルダ・スウィントン」。
1960年にロンドンで生まれ1983年にケンブリッジ大学を卒業、その後「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」という名門の劇団に所属して演劇を学んだ彼女。
3年後の1986年には映画デビューしていますから、まさに「エリート」という感じですよね。
180センチの高身長やクールな見た目・演技を生かし、これまでに天使や女王など、特別な存在感を放つキャラクターを多く演じてきました。
「至高の魔術師」を演じる女優さんとしてはぴったりといえますね。
さて、ここまでエンシェントワンについての情報を中心におさらいしてきました。
ここからは、作品の中で彼女が具体的にどのように行動したのか、どんな生き様だったのかを見ていきましょう!
映画ドクターストレンジでのエンシャントワンの活躍
「至高の魔術師」としてこの世界を守ってきたエンシェントワン。
しかし、映画「ドクター・ストレンジ」においてかつての弟子・カエシリウスと戦闘した際に致命傷を負わされ、メトロポリタン病院(ストレンジの元勤務先の病院)に搬送されます。
そして絶命直前に「アストラル体」となって体を抜け出し、ストレンジに最後の教えを残して息を引き取りました。
その最後の教えとは「人のために生きよ」というもの。
天才外科医師でありながらも高慢な性格で敵の多かったストレンジンジにとっては、まさに師からの「最後の難問」という感じでしたね。
また、エンシェントワンはストレンジに最後の教えを授けるほかにも、シリーズにとってとても重要な役割を果たしています。
それは暗黒次元から闇の力を引きだしたというもの。
これによってカエシリウスだけでなくストレンジの兄弟子・モルドもエンシェントワンから離反してしまいます。
ただ、原作コミックにおけるモルドは初めからエンシェントワンの命を狙っていました。
つまりモルドは離反してやっと本来のキャラクターになったとも捉えることができます。
また、モルドがエンシェントワン陣営(=ストレンジ陣営)から離反することによって、次作「ドクター・ストレンジ2」において彼がどのような動きをするのか予測がつかなくなったことも話の展開としては面白いです。
エンシェントワンやストレンジにとっては悲しくつらいモルドとの決別でしたが、作品にとっては必要な流れだったのかもしれません・・・。
エンドゲームで発覚:アベンジャーズと共にチタウリと戦闘していた
「アベンジャーズ/エンドゲーム」の時点ではエンシェントワンは既に死亡していますが、
ブルースバナーが2012年のニューヨークにタイムスリップしたときに登場したエンシェントワンもMCUシリーズにとって重要な役割を担っていました。
2012年時点(アベンジャーズの戦い)で突如現れたロキ率いるチタウリから人知れずサンクタムを守っていたエンシェントワン。
考えてみれば「至高の魔術師」を名乗っているのですから世界を守るのは当たり前かも知れませんが、こうしてMCUの映画の世界がきちんと繋がっていることを実感できて、感動的ですよね!
過去のインフィニティーストーンを集めようとするブルースバナーに対して「新たな時空が生まれてしまう」と警告したエンシェントワン。
この警告がマルチバース登場を示唆するシーンとして今後語り継がれていく場面になると思います。
現代のドクター・ストレンジがタイムストーンをサノスに渡したことを聞き、自分のタイムストーンをバナーに託すことになりましたがこの時点で既に自分の未来(ストレンジに出会うこと、そして死ぬこと)を知っていたと考えると、なんだかゾクゾクしてきますね笑
「ドクター・ストレンジ」の中で退場となったエンシェントワンでしたが「エンドゲーム」においてもその存在感を発揮していたのは個人的にうれしかったです。
まとめ
今回はドクター・ストレンジの重要キャラクター、エンシェントワンについて、
- エンシェントワンの能力
強力な魔術と格闘技、闇の力による不老不死 - 原作のエンシェントワンは実は男!
映画で演じた女優・ティルダ・スウィントンは、はまり役でMCUの配役最高 - エンシェントワンの行動に反発したモルドの今後の行動が楽しみ
- エンドゲームでは今後MCUで重要となるマルチバースを示唆していた
しかもアベンジャーズと共闘してた(MCUのつながりに感動)
と言ったことについて語ってきました!
エンシェントワン単体のことを調べただけでも、
- ストレンジやモルドとの関係
- これまでのアベンジャーズシリーズとの関係
など、今後のマーベル作品を理解するために鍵となりそうな話がたくさん!
また時間があるときに、いろんなキャラクターのことを調べてみると映画を見る楽しみも増えるのではないかと思います!